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高松往復は全日空便だったので「翼の王国」を読むことになる。印象的だったのは、内容よりも編集方針で、小さなコラムはたいてい文+写真が同じひとになっている。この媒体の場合、編集者が編集者なので経費節約を図るということは考えがたく、おそらくそうしたほうがいいという積極的判断があったのではないか。コラムは書き手が日常的に関わっていることを紹介するスタイルだが、だったら書き手自身が写真まで撮ってしまったほうが自然だ。カメラマンを派遣して改めて撮影するとなるとどうも作り物感がでるし、同じシーンでの撮影ができないとイメージカット的になる。それよりは、ということなのだろう。デジカメの普及と言うことも大きいのかもしれない。加工可能性は高く、素人写真でもなんとかなってしまう。大きく伸ばすわけではないし。
ライターやカメラマンの仕事スタイルも変わってゆくのだと思った。前はこの種のカットを撮影させるとプロのカメラマンは決まって(35mmフィルム画面)の原寸以下の使用だとか愚痴をいったものだが、せっかく撮影するのだからもっといい扱いにしてくれと使用サイズの小ささに文句を言っていたつもりが、仕事自体が消失してしまう。現場に近い方に表現の担い手がシフトしてゆく。それはデジタルコンバージョンの、気づきにくいが、実は結構本質的な変化なのかもしれない。ライターも職業ライターから現場にいて書けるひとに移ってゆくだろう。書くプロが現場を訪ねるのではなく、現場にいるプロが書く。
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