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出典について

 投稿者:Yo  投稿日:2001年 4月 7日(土)09時25分54秒
  Winter kept us warmについては、出典はないようです。Faber版とNorton版で調べましたが、注釈の方がずっと長いNorton版でも何も書いてありませんでした。でも、やはりEliotのことだから・・・と断言するのは怖くてインターネットでも調べてみました。

http://world.std.com/~raparker/exploring/thewasteland/explore.html

ここには注釈がとても詳しく載っていますが、この一節についてはノーコメント。きっと出典はないのではと思います。

それから、芳賀徹の日経の記事、私も本になるのを楽しみにしています。
 

Winter kept us warm について

 投稿者:やましたこうしん  投稿日:2001年 4月 7日(土)00時36分45秒
  >Yoさんへ
美しい文章をどうもありがとうございました。ほんとうに美しい文ですね。

芳賀徹さん、かつてのわたしの弟が教わってた
先生だと記憶しています。お人柄もなかなか暖かいかたのようですね。
日経新聞日曜朝刊の文化面コラム、毎週楽しみに読んでいます。あのコラム、いつか本になるんでしょうね。
本になったら必ず買いたいと思います。
ところで、Winter kept us warm の一節は、典拠する詩歌があるのでしょうか?
わたくしとしては、そのへんが気になるのですが。
 

ようこそ、かねたく様

 投稿者:やましたこうしん  投稿日:2001年 4月 7日(土)00時27分32秒
  「本読みの快楽」も、オモテのホームページも、かねがね素晴らしいHPだと敬愛しておりました。
「自分の属する土地の歌を歌わない」わたしのような支離滅裂の人間は、ただただ首を垂れて
感心するばかりでした。今般、山口瞳の話題に接して、おもわずかつてお世話になった静岡の
あべの古書店のことをご紹介したまでです。こちらこそよろしくお願いいたします。
かねたくさんのBBSでご紹介されていた「東京人」古本道特集、さっそく私も買い求めました。
田村書店、堀江敏幸さんの早稲田古書店街エッセイもうれしく、はたまた石神井書林やよみた屋(吉祥寺)
など、旧知の書店も紹介されていてうれしい限りです。
いっぽう、インターネットが読書や出版文化に及ぼす弊害のようなことがところどころ書かれていますね。
(まだ詳しく読んでいませんが) ある意味では肯けるところもないではないのですが、
私自身は、インターネットの歴史的経緯を知るにつけ、それは、殺伐とした20世紀・マスコミが時代を席巻した
20世紀の最後あたりで登場した、人類の大きな希望だと思っています。
それが読書にもたらす可能性を、ぼちぼち考えていこうと思ってこのHPを始めた次第です。

ネットのうえで皆様が紹介される本は、無性に読みたくなるんです。
新聞の書評でももちろんそうしたことはありますが、ネットで受ける刺激はもっと純粋です。
従来、私はひねくれ者で、ひとの奨める本はかえって読む気が失せるような人間だったのですが・・・。
HPを通じて、かねたくさんをはじめ、素晴らしい読書家と巡り会うことができるようになり、
本当によかったと思っています。
これからもよろしくお願いいたします。
 

はじめまして

 投稿者:かねたく  投稿日:2001年 4月 6日(金)22時30分24秒
  昨日やましたさんから私のHPに書き込みをいただき、こちらのホームページの存在を知りました。
かねたくと申します。

「読書日記」を拝読して驚きです。自分の嗜好と重なる本もあれば、まったく知らなかった本もあり、
やましたさんの関心の広さにただただ敬服するばかり。

最近私の掲示板にもお出でいただいているモシキさんもいらっしゃったり、如月さんの掲示板で
お名前を何度か拝見した旅人さんもいらっしゃったり、どこかでつながっているのですね。
これまた驚きです。

やましたさん、モシキさん、旅人さんには遠く及びませんが、私もホームページにて買った本・
読んだ本について駄文を書いております。お暇がありましたらお立ち寄りいただき、掲示板にも
書き込んでやってください。

『内田魯庵山脈』は現在第三部突入。ちびちびと読んでいます。私の中ではこれを読まないと
坪内祐三さんの『慶応三年生れの七人の旋毛曲り』を読めないなあと思っております。

最近関心があるのは、新しく関心をもった順に、須賀敦子・山口瞳・向田邦子・丸谷才一・
戸板康二・幸田文などなど。読書生活の基点は乱歩・澁澤・三島・種村です。
リンクの件、どうぞよろしくお願いします。当方からも是非リンクさせてください。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~kinko/index1.htm

 

Winter kept us warm

 投稿者:Yo  投稿日:2001年 4月 5日(木)09時49分18秒
  旅人さん、私もこの一節すごく好きです。何年か前に芳賀徹の『与謝蕪村の世界』を読んでいたときに、思わずこの一節を思い出しました。その個所をちょっと長くなりますが引用します。

厚い夜の雪雲の下の、深々とした雪に埋もれた我が隠れ家は、まさにこの雪の世界のなかにくるまれているゆえに、いっそう小さく、いっそうほのかに暖かく、わが身に親密なのである。それは、バジュラールが、「人工楽園のボードレールの「美しい一軒の家は冬をひとしお詩的なものとし、冬はその家の詩を一段とひきたてるのではなかろうか。白い田舎家は小高い山に閉ざされた小さな谷間の奥に座っていた。・・・」との(トマス・ドクィンシーの冬籠りの家を描いた)一節を評して、「喚起された冬は住まうことの幸福をさらに深めるものである。想像の領域において、喚起された冬は家というものの住居としての価値を一段と高める」と語るのによくあてはまる。ボードレールが「冬は雪が多く・・・カナダのような冬、ロシアのような冬であればあるほどよい。それだけ彼の住む巣は暖かく、甘美に、いとおしいものとなろう」(人工楽園)と語れば、われらの蕪村は、「屋根ひくき宿うれしさよ冬ごもり」とみごとにそれに応ずる。

Eliotのことだから、こういうことを踏まえてこの一節を書いたのではないか、とひとりで思っています。

昨日は午後から晴れたので外に出たら、初雲雀を聞きました。「うらうらに照れる春日にひばり上がり心悲しもひとりし思へば」。北国もいよいよ春です。

 

荒地についての断章

 投稿者:やましたこうしん  投稿日:2001年 4月 4日(水)23時15分41秒
  >Yoさん、旅人さん
Eliotの話題に参入しようとしても、悲しいかな書棚の奥深く、西脇順三郎訳の「荒地」や
Faber版のEliot詩集や、Chaucerのカンタベリー物語などがしまわれていて発掘できません。
しかし、幾分か気も楽になったので、Gutenberg ProjectからCopy&Pasteして、Chaucerの本歌を
引用します。

WHEN that Aprilis with his showers swoot*            *sweet
The drought of March hath pierced to the root
And bathed every vein in such licour
Of which virtue engender'd is the flower;
When Zephyrus eke with his swoote breath
Inspired hath in every holt* and heath          *grove forest
The tender croppes* and the younge sun          *twigs boughs
Hath in the Ram <1> his halfe course y-run
And smalle fowles make melody
That sleepen all the night with open eye
(So pricketh them nature in their corages*);    *hearts inclinations
Then longe folk to go on pilgrimages

引用の織物として詩。近代の惨憺を救済する術としての「詩」。
わたしもEliot が好きです。

小生このところ落ち込んでますが、どうか今後とも宜しくお願いいたします。
 

荒地ふたたび

 投稿者:旅人  投稿日:2001年 4月 4日(水)21時51分2秒
   おお、同志よ、ですね。>Yoさん

  April is the cruellest monthbreeding
  Lilacs out of dead landmixing
  Memory and desirestirring
  Dull roots with spring rain.

 だが、これに続く詩句のほうが私には魅惑的です。冬の寒さ、暗さを知る土地に住まうせいかもしれません。

  Winter kept us warmcovering
  Earth in fogetful snowfeeding
  A little life with dried tubers.

 ロバート・フロストやジャック・プレヴェールはわかりやすいから、万人を惹きつけます。したがって私も惹きつけられます。T・S・エリオットの場合、なん度読み返しても、よくわかりません。
 しかし、"Shall I at least set my lands in order ?"に端的に吐露されているように、絶望的な孤独の中で必死に自分を支える求心力は、よくわからないながらも粛然とさせられますね。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/6354/index.html

 

四月は・・・

 投稿者:Yo  投稿日:2001年 4月 4日(水)10時49分46秒
  私も四月になると必ず「April is the cruelest month...」とつぶやく人間のひとりです。それに、電車に乗ってサラリーマンたちの鬱々とした顔の中に自分を埋没させると、「We are the hollow men...」とつぶやいてしまう。そしてしまいには「Descend lower descend only Into the world of perpetual solitude...」となってしまう。

文学に惹かれる人間はたぶんにメランコリックな気質があるのだと思います。きっと土星の支配下に生まれたのでしょう。(そういえば、工作舎は土星マーク。)これは、もう自分自身でなんとか飼いならしてうまくつきあっていくしかないのでしょうね。

こちらは、四月というのにまだ雪が舞っています。
 

RE 4月は 或いは昔話

 投稿者:やましたこうしん  投稿日:2001年 4月 3日(火)22時47分3秒
  >旅人様
Waste Land について言及すると、勢いChaucer まで話を拡げなくてはいけなくて
ちょっと気が重たいのでやめます^^;
国木田独歩、わたしは小学生のころなぜか好きでした。
だから文芸における初恋のひとなのですが、いかんせんこの20年くらい読んでません。
しかし、小学生にして独歩が好きだとは?
偕成社かどこかの版元の日本文学全集でした。
田舎の小学校の図書館で、読みました。

文芸がなかったら、もう少しましな人間になっていたかもと思ったりする
そうとう鬱な中年の、戯れ言でした・・・

 

4月は

 投稿者:旅人  投稿日:2001年 4月 3日(火)00時27分39秒
   「4月は残酷きわまる月だ」とは『荒地』冒頭のことば。
 年度初めに加えて、なんだかんだが加わっています。しかし、まあ、
読むこと、書くことも少しづつ。「読書を廃す、これ自殺なり」と国
木田独歩が言っているではありませんか。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/6354/index.html

 

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